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光州蜂起も天安門事件など民主化運動のポイントは労働者のヘゲモニー

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(写真 歴史的な五・四運動の日に天安門広場を埋めた巨万の中国学生・労働者人民【1989年】)

国際労働運動9月号よりhttp://www.zenshin.org/com/ilm_back_no/ilm_409.htm#a2_3

中国共産党支配揺るがす自主労組

 天安門事件の大虐殺乗り越える闘い

 □自主労組結成運動の歴史的始まり

5月中旬から始まった広東省仏山市の中国ホンダ工場の青年労働者のストライキは、

ホンダ関連の部品工場のストライキに広がり、

日系資本の中国子会社や合資企業のストへ連鎖した。

トヨタの部品請負会社デンソーの中国広州工場のストライキで、

トヨタ広州工場の操業がストップする事態も起きている。
 

青年労働者は、各工場、各地方で自主労組を結成し、

中国共産党・スターリン主義の労働者支配の根幹をなす御用労働組合で、

労務担当の行政機関というべき総工会(工会は中国語で、労働組合の意味)との激突を勝ち抜いて、

ストライキに勝利している。
 

自主労組の結成は、総工会による労働者支配、

ひいては中国スターリン主義の労働者支配を根底から揺るがしかねない事態だ。

中国労働運動の画期的な闘いであり、

中国スターリン主義打倒にいたる新たな闘いである。
 

ところで中国で初めて自主労組が結成され、

弾圧されたのが天安門事件であった。

これを振り返りながら、今日起きている事態の大きさと歴史的意義を明らかにしていきたい

(天安門事件に関する自主労組の事実関係は、石井知章明治大学経営学部教授の研究に多くを依拠しています)。
 

総工会は、中国革命(1949年10月1日成立)の勝利の後に

中国共産党(スターリン主義)が労働者を組織し、統制するための機関としてつくられた。

その位置づけやあり方は、時の政府の方針によっていろいろ変化しているが、

その労働者の統制機関としての性格は、基本的に変わっていない。
 

1978年12月、中国共産党十一期三中全会で鄧小平は党の実権を掌握し、

鄧小平を最高実力者とする鄧・胡耀邦・趙紫陽の体制で

「改革・開放」政策を本格化させた。

経済改革と政治改革の一体化が鄧小平自身によって提起され、

80年代の半ば以降、趙紫陽が主導する形で政治改革が進められていた。
 

こうした政府の動きの中で、多くの知識人や学生の「民主化」運動が80年代後半に活発になる。

86年以降には、民主化を求める学生の街頭デモが激化していく。

87年1月に経済の過熱成長と民主化運動の爆発を抑えることができなかった責任を問われて胡耀邦党総書記が失脚し、

趙紫陽が党総書記代行となった。

87年に趙紫陽は、「党・政の分離」を方針とし、

行政機関における党組織の廃止を打ち出すにいたる。

この結果、末端の工会も党の直接の統制から相対的に自由になっていった。

 □天安門事件と自主労組

そして89年6月4日の天安門事件に発展していく。
 

78年の改革・開放政策開始以来の10年間で、

都市住民の生活物価指数は88・7%上昇しており、

インフレ率は88年は20・7%にも達し、

87~89年にはこのインフレ率の高騰により実質賃金が25%も減少していた。
 

しかも88年時点で労働契約制のもとにある労働者1080万人のうち、

労働契約期間切れで退職を余儀なくされた労働者は6万人であったが、

そのうち2万8000人が転職に成功したものの、

3万2000人が失業していた。
 

また88年の時点で、都市における労働者のうち2000~4000万人が

在職失業者(レイオフ)に転じるという深刻な社会問題が生じていた。

こうした中で、浙江省の繊維工場におけるストライキ・デモを皮切りに、

中国の各地で「低賃金」「長時間労働」などを理由にストライキが勃発した。

こうした背景で階級的な激動が大いに進んだ。
 

89年4月15日、胡耀邦が病死し、

葬儀の花輪を持って300人の学生たちがデモをして天安門広場に集まり、

「民主化」を政府に要求した。

学生が指導する天安門広場での運動に、労働者も合流していく。

「五・四運動(1919年5月4日)70周年」の5月4日、さらに5月17、18日には

広場を埋めつくす百万人の大集会となった。

総工会の一部の職員も、学生のハンストを支持して、

赤十字に10万元の寄付をしたという。
 

5月18日、自主労組の結成が始まった。

中華人民共和国建国以来、初の自主労組である工自連(北京労働者自治連合会)が結成され、

「民主主義を求め」「独裁を引きずり下ろし」「共産党を監督する」ことを掲げて、

労働条件の改善を求めて学生と行動をともにした。
 

工自連が結成された翌々日の5月20日、李鵬首相が戒厳令を布告した。

だが北京にいた軍隊は労働者と交流があり内部に動揺が広がり動員できなかった。
 

4月下旬に陳雲(中国共産党八大元老のひとりで1925年入党の実力者)は鄧小平らに以下の書簡を送った。
 

「学生運動を鎮圧するために断固たる行動をとらなければなりません。さもなければ、運動は単に拡大するのみであり、もし労働者がこれに参加すれば、その結果はわれわれの想像のできないものになるでしょう」

と恐怖心もあらわに書いている。
 

中国共産党指導部が一番恐れていたのが労働者の決起であった。

それが総工会の統制の外で始まっていた。だから戒厳令だったのだ。
 

工自連の結成の後、上海、長沙、杭州、合肥、フフホト、済南、南昌、蘭州、南京、西安、鄭州など中国各地で

自主労組が続々と結成されている(工自連は最初から自主労組をめざしたのではなく、結成前に総工会などへの加入を求めていたが「非合法」組織としてはねつけられた)。
 

戒厳令の発令以来、連日、工自連はこの戒厳令に反対するデモを繰り広げた。

彼らのビラは日を追うごとに先鋭化し、

中国政府を「スターリニストの独裁」とあからさまに批判し、

「われわれは鄧小平を歴史の舞台から葬り去るために団結しなければならない」と断言するにいたる。
 

次第に工自連は、指導部である学生代表らが工自連の要求に無関心であるばかりか、

労働者の権益を擁護し、実現する上で阻害要因になっているとさえ感じ始める。
 

工自連は5月28日に、工場と商店の閉鎖を提唱したが、学生側は、

この運動が「学生中心」であると主張し、

工自連がストライキを打つことを絶対に許さなかった。
 

あくまで「愛国運動」「民主化運動」であろうとする学生と、

「政府の打倒」を掲げてゼネストをも志向するに至った労働者の間に

方針の相違が生まれていたのである。
 

一方で総工会は、「少数者が労働者組織を名乗っている」として

「労働者を職場に戻す」ことを訴えた。

だが少数どころか工自連の組織拡大の勢いはとどまるところを知らず、

労働者の熱烈な共感と支持を受け、

天安門事件前夜の6月3日にはそのメンバーは2万人にも膨れ上がっていた。

革命情勢そのものである。
 

鄧小平は、楊尚昆軍事委員会副主席直系の第27軍を動員し、

6月4日早朝に装甲車と戦車を先頭に天安門広場を襲撃した。

学生・労働者はバリケードを築き、火炎瓶と投石で英雄的に戦いぬいたが、

戒厳軍の銃撃による血の弾圧に数千人が犠牲となった。

人民解放軍による労働者・学生に対する大虐殺が強行された。
 

中国スターリン主義にとって、学生の「愛国運動」「民主化要求運動」の水準を超えて、

「スターリニストの独裁」を批判し

「鄧小平打倒」を掲げた労働者自主労組の組織2万人が

首都・北京で連日デモや集会をし、

ゼネストまで構えている事態は絶対に看過できないことであった。

しかもその数は日々膨れ上がっていた。
 

中国共産党・政府はその労働者の階級的な団結と闘いの発展の中に、

スターリン主義打倒のプロレタリア革命の未来を見たのである。

彼らが徹底した労働者の虐殺を行った最大の根拠がここにあった。
 

この天安門事件を受けて1992年に新たな工会法が制定され、

「総工会」を唯一の合法労組とすることが規定された。

つまり自主労組は絶対に非合法なのだ。

ここには天安門事件での自主労組の登場に恐怖し、

それを二度と許さないとする中国スターリン主義の強烈な意志を見て取ることが出来る。
 

工会のあり方も、「党政の分離」は趙紫陽の誤った方針として完全に否定され、

中国スターリン主義の労働者支配の機関として逆に強化されていくようになった。
 

天安門事件以降、中国スターリン主義は経済での「改革・開放」政策は急速に進めながら、

政治改革はストップさせ共産党の独裁、愛国教育の徹底、

そして工会を通じた労働者支配の強化を進めていった。

 □新たな闘う労働運動と自主労組の闘い

労働者の団結と闘いを圧殺した上で満展開された新自由主義的政策のもとで、

中国の経済的な「発展」が異常なテンポで進んでいった。

今や中国はGDP世界第2位の国になった。

天安門事件は、

労働者の階級的闘いの背骨をたたき折ってその後の中国共産党体制の延命を図ったものであり、

本質的に日本の国鉄分割・民営化と同じ性格を持つ攻撃だったと言える。
 

だがこうした中国スターリン主義のあり方が今、その体制的危機を深化させ、

新たな労働者の闘いと団結を生み出している。
 

広がる格差の拡大は、もはや天安門事件の時代の比ではない。

社会不安が危険水域に入っているとされる。

急激なインフレと物価高が中国を襲っている。

労働者の生活は、ますます逼迫している。

他方で都市の失業率は実質8%ともいわれ、

失業者の増大は、大学生の就職難も含めて、深刻な事態となっている。

若者は未来の展望が見えない。
 

こうした中で年間10万件ともいわれるストライキや労働争議が、

中国全土で多発している。

しかし総工会のもとでのストライキは皆無であり、

このすべてのストライキは、総工会が存在しないか、その統制を外れて爆発している。

総工会による労働者支配の破綻が現れている。
 

2億2500万人以上といわれる農民工が都市に流入してきている。

彼らの多くは斡旋業者を通じて仕事を探す。

企業と斡旋業者の間に労働契約があっても、

斡旋業者と農民工、あるいは企業と農民工の間には労働契約がないケースがほとんどである。

こうなると農民工は正規の労働者とは見なされず、

労働法を無視した低賃金と長時間労働を劣悪な労働条件で強制され、

しかも簡単に首を切られる。

ピンハネも日常茶飯事。

総工会に入れる農民工は限られている。

だが労働争議は、実際にはこうした組合にも入れない農民工の現場労働者の闘いとして爆発していることが多い。
 

今や外資系企業などで一般化している実習生というあり方も、

こうした流れのひとつだ。

農村出身の若者を、専門学校に所属させ、

学生という身分で(すなわち労働者ではないということで)労働法の対象外として奴隷労働を強制するやり方をとる。

そして何年も低賃金で使う。

こうした現実に対してホンダやトヨタの青年労働者が闘いに立ち上がったのである。

彼らの多くが実習生だった。

Photo_2

鄭州の自動車修理の専門学校では、

実習生が自殺の相次ぐ富士康への実習を拒否する抗議行動に立っている。
 

今、中国で起きている青年労働者の闘いは、

天安門事件の時の労働者の闘いを引き継ぎ、

総工会や権力の暴力的支配体制と真っ向から対決している闘いである。

中国スターリン主義打倒までやまない闘いの始まりである。

スターリン主義によって一度圧殺された労働者の怒りと団結の闘いが、

今再び甦り、爆発しているのである。
 

新たな国鉄全国運動は、国鉄分割・民営化を徹底弾劾する闘う労働者の運動であるがゆえに、

天安門事件の大虐殺を乗り越えて闘おうとする中国の労働者の闘いとの国際連帯を可能にする。

国鉄闘争を爆発させ、国際連帯の闘いを今こそ徹底的に進めよう!
 (河原善之)

歴史的な闘争 革命まで敗北の連続である

その闘いの総括を なにをもってするか

マルクス主義では 万国の労働者団結せよ 

すなわち労働者階級の団結がどうだったのか 強化されたのか

路線というのは これに関わる問題で 何を追求するか 何を目的にたたかうかの あり方

日本で言えば 三池闘争の総括 60年安保闘争の総括 70年安保闘争の総括

これをめぐって党派が生まれるわけです

今 新自由主義をめぐって 激烈な党派闘争がおこっている

大きくは スターリン主義は資本主義に理性を求める

社民主義は 修正 譲歩を求める

新自由主義は 勃興期のようなおびただしい労働者を搾り取る資本主義の原基にもどろうとする凶暴性が特徴だから

理性も修正もないわけです

新しい闘い方が求められている

それに唯一答えを出したのが 反合理化・運転保安闘争路線です

だから世界に注目される

量じゃない質なんです

レーニンは 1900年に農民が圧倒的なロシアで頑固に 労働者階級のヘゲモニーにこだわった

だからメンシェビキに 2月革命以後 工場委員会運動で 質が量に転化していって

あっという間にソビエトのヘゲモニーを ボルシェビキ 労働者階級が握ったわけです

多かだか400名の組合に コンルータス・民主労総・ILWUなど何十万人何百万人を組織する組合がなぜ教えを乞うのか

勝ちたいからからです

勝利する路線を求めているからです

なぜ世界一斉か 新自由主義 資本の世界性ゆえにです

携帯電話がない国はない 資本主義はそこまできた

労働者が圧倒的になってきているわけです

本質的に墓堀人だし インターナショナルなわけだから 路線論争も党派闘争も共通の内容となるわけです

あっという間に通じちゃう

ドイツの学生の連帯の内容 直にききましたが 中核派の内容そのものでした

階級的労働運動路線でした

学生も 大学のボローニャ改革 世界共通なんですね 大学の民営化反対

ヨーロッパを覆う 新自由主義の波 だから学生運動も労働者階級との合流を求める

広島でそんな感想をもちました

ケン・ローチの「大地と自由」のなかでうたわれているインタナショルhttp://www.youtube.com/watch?v=9qBgd1kP-8I&feature=endscreen&NR=1

起て、大地に繋がれたる者よ、
なお空腹を強いられたる者よ!
噴炎の如く正義は
今こそ力となって決起する。
搾取者を一掃せよ!
奴隷の群れよ、起てよいざ!
もはや耐えるべきものなどない、
全てを変えん為、群れなしてゆけ!
(繰り返し)
1.
Wacht auf! Verdammte dieser Erde
Die stets man noch zum Hungern zwingt.
Das Recht, wie Glut im Kraterherde,
Nun mit Macht zum Durchbruch dringt!
Reinen Tisch macht mit dem Bedr
änger,
Heer der Sklaven wache auf!
Ein Nichts zu sein, tragt es nicht l
änger!
Alles zu werden str
ömt zu Hauf!
Refrain:
(繰り返し)
民衆よ、合図を聴け!
いざ、最後の闘いへ!
インターナショナルは
人類の権利の為闘う!
Refrain:
|: V
ölker hört die Signale!
   Auf zum letzten Gefecht!
   Die Internationale
   Erkämpft das Menschenrecht! :|
2.
我らを救うのは最高存在でも
神でも皇帝でも護民官でもない。
我らを苦境より救うことは
我ら自身によってのみ果される!
貧者の権利や富者の義務など
実行を伴わぬ空虚な言葉だ!
諸君ら奴隷を未熟と為す、
かの侮辱を最早許してはならない!
(繰り返し)
2.
Es rettet uns kein h
öh'res Wesen,
Kein Gott, kein Kaiser noch Tribun.
Uns aus dem Elend zu erl
ösen,
K
önnen wir nur selber tuen!
Leeres Wort, des Armen Rechte!
Leeres Wort, des Reichen Pflicht!
Unm
ündig nennt man Euch und Knechte!
Duldet die Schmach nun l
änger nicht!
Refrain:
3.
堅く護れるあの高楼には
掠奪物が蔵されている。
かしこには諸君らの奪われた
財産が眠っているのだ!
諸君は搾取に喘ぎ、
無一文になるまで絞り取られた!
北に南に全世界で
正義は弱く、横暴は跋扈している!
(繰り返し)
3.
Gew
ölbe fest und stark bewehret,
Die bergen, was man Euch entzog.
Dort liegt das Gut das Dir geh
öret
Und um das man Dich betrog!
Ausgebeutet bist Du 'worden,
Ausgesogen bis auf's Mark!
Auf Erden rings, in S
üd und Norden:
Das Recht ist schwach, die Willk
ür stark!
Refrain:
4.
都市でも地方でも、労働者たちよ、
我らは党の強戦士だ!
怠惰者を排除せよ、
世界は我らのもの!
我らの血潮は貪欲なる
鴉や狼虎どもの餌ではない!
彼奴らを追い払って初めて
陽は永久に照らす事となるのだ!
(繰り返し)
4.
In Stadt und Land, ihr Arbeitsleute,
Wir sind die st
ärkste der Parteien!
Die M
üßiggänger schiebt beiseite,
Diese Welt soll unser sein!
Unser Blut sei nicht der Raben
Und der m
ächt'gen Geier Fraß!
Erst wenn wir sie vertrieben haben,
Dann scheint die Sonn' ohn' Unterla
ß!
Refrain:

スペイン内乱に国際義勇軍として参加した叔父の日記を読んでいる孫娘も

最後 赤いスカーフにくるんだスペインの土を棺にたわむけ

自由のために戦った戦士を弔い

自らも同じ志であることを拳を固めることで意思表示します

泣かせるシーンですhttp://www.youtube.com/watch?v=rJUc5lVnLaw&feature=related

ちょっと今日は 変った感じで CHARAの Swallowtail Butterfly ~あいのうた~http://www.youtube.com/watch?v=zL9GzM7dQi4&feature=related

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