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大阪市此花区 パチンコ店放火事件

 7月5日大阪市此花区のパチンコ店でガソリンがまかれ、4人が死亡し19人が重軽傷するという事件があったことは覚えておられると思います

 港のシクロオヤジはブル新はとっておらず、気になっていたのでネットで事実を追ってみました

 秋葉原事件は非正規職の青年労働者が仕事をとりあげられ 労働者としての団結の機会もなく その疎外感から無差別殺人に走った

 このじけんをおこしたのは41歳のタンクローリーの運転手 去年から仕事がなくなって生きていてもしょうがないと 他人を巻き込んで無差別殺人という悲劇的な形で 怒りをぶちまけている

 二人とも真面目で 子供時代も良い子だった 職場の同僚たちも あの人がこんなことするなんて と驚いている

 しかし同じ労働者の仲間を巻き添えにしてはならない

 われわれに 階級の指導部への 飛躍が問われている

 もっと労働組合を甦らせて 自分への誇りを失なっている労働者に 生きさせろ 社会を回してるのは 俺たちだ 俺たちが社会の主人公だ という労働者の誇りを とりもどそう

 大恐慌の時代 仕事がなくなった労働者はせっぱつまる 家族が明日どうするか で借金などしたら たちまち 地獄行きだ

 港のシクロオヤジも運送会社首になって 同じトラック運転手である 高見 素直という労働者の追い詰められた気持ちが 痛いほど理解できる

 闘わねばならない

 以下 この事件の背景を理解するために記事を拾い集めました 

 高見容疑者、冷たくうつろ…生活苦で“宝物”も処分

2009/07/13 10:40更新

【パチンコ店放火】「臨界点」(下)元同僚ら表情に驚きも

 雨が降る7月8日午前、高見素直容疑者(41)は此花署から送検される捜査車両の後部座席に収まっていた。テレビを見た運転手仲間の元同僚(51)は、冷たくうつろな目つきに変わってしまった表情が信じられなかった。

記事本文の続き

 「まるで鬼のような形相。僕の知っている高見さんじゃない。僕らは危険物の知識があって、彼も火の付いたガソリンが専用の消火器でないと消せないことぐらいよく知っている。完全に殺す気でやったんかと思うと恐ろしい」。温厚で決して怒ることがなかったかつての姿はどこにもなかった。

 昨年7月、勤務していた此花区内の石油製品販売会社が、不況のあおりで資金繰りが悪化、給料の支給が遅延する事態に陥った。高見容疑者に支払われた給料は半分だけ。しかし苦境に立つ会社から、運転資金として約30万円を貸してくれと頼まれると、「わかりました」と言って断らなかった。

 30万円はすぐに返してもらったが、給料の未払いはそのまま。そんな会社に見切りを付けて9月に退職した。

 「まだ40万円ほどもうてないんよ。もうあきらめようかと思っているんやけど」。そう打ち明けられた同世代の元同僚は「社長にちゃんと言ったほうがええで」と忠告した。「そうなんだけどねえ」とうなずくだけの高見容疑者。元同僚は「何てのんびりした人だ」といらだちすら感じた。

おとなしい男の爆発の軌跡 パチンコ店放火

2009/07/11 20:10更新

【パチンコ店放火】「臨界点」(上)

 テレビのニュースが東京・秋葉原の通り魔事件を伝えていた。

「7人が死亡、10人が重軽傷を負いました。

容疑者は世の中がいやになったと供述しているということです」。

平成20年6月、大阪市此花区の石油販売会社の事務所。

 当時、タンクローリー運転手だった高見素直(すなお)容疑者(41)は食い入るように画面を見つめ、

 同僚が「怖いなぁ」と語りかけると、広島弁で「本当よねぇ」と答えたという。

記事本文の続き

 約1年後、高見容疑者が人生に絶望し、客でにぎわうパチンコ店でガソリンに放火、23人を死傷させる凶悪事件を引き起こすとは、

 このとき運転手仲間の誰も予想できなかった。

 高見容疑者は広島の工業高校を卒業後、

 自動車販売会社を皮切りに福岡や鹿児島の運送会社、タクシー会社など職を転々とし、

 「一年中仕事がある都会で働きたい」と19年4月に大阪へ来た。

 車に釣り道具や鍋、服など家財道具を満載し、体一つで現れた男を、運転手仲間は温かく迎え入れた。

 転職歴も業界では珍しくなく、むしろ「何でも運べる」というキャリアを示していた。

 名前の通り「素直」でおとなしく優しい性格。

 いかにも田舎から出てきたという感じの素朴な人-。

 元同僚(37)はすぐに気に入り、家が見つかるまでの宿として自宅に誘ったが、高見容疑者は「お子さんや奥さんに迷惑かけられんと。

 気持ちだけでいいんよ」と遠慮したという。

 大阪市此花区のパチンコ店「cross-ニコニコ」が放火され、

 23人が死傷した事件で、高見素直(なお)容疑者(41)が事件の約1カ月前、

 以前の勤務先の同僚に「失業保険が切れた。仕事はまだ見つかっていない」と打ち明けていたことが9日わかった。

 高見容疑者は親戚に借金をする一方、この勤務先に未払いの給与37万円を労働基準監督署を通じて請求していたことも判明。

 此花署捜査本部は金銭的な困窮を示すものとみている。

 捜査関係者らによると、この勤務先は高見容疑者が平成19年4月~昨年9月に働いていた此花区の石油製品販売会社。

 月々の給与は26万円だったが、残業が多いときには33万円ほどになった。

 しかし、原油価格高騰の影響で昨年夏から仕事が減って給与も滞るようになり

 高見容疑者は「居続けても会社に迷惑がかかる」として自主退職。販売会社は失業保険が受けられるよう手続きしたという。

 高見容疑者は退職後、未払いの給与について労働基準監督署に相談。

 労基署から指摘を受けた販売会社は昨年11月に20万円、翌月に5万円を支払い、今年6月1日には6万円を振り込んだ

 振り込みの手続きをした女性事務員はこのときに電話し、

 「迷惑かけたね。元気にしてる?」とたずねると「まあ」とあいまいに返事をした。

 生活状況については「失業保険はとっくに切れてしまった。仕事はまだ見つかっていない」と答えたという。

パチンコ店放火 高見容疑者、1年前に石油販売会社を退職…

2009/07/07 23:14

 大阪市此花区四貫島のパチンコ店「cross-ニコニコ」が放火され4人が死亡した事件で、殺人などの容疑で逮捕された高見素直容疑者(41)が約1年前、運転手として勤めていた石油販売会社を自主退職していたことが7日、関係者の話で分かった。

 不況で会社の経営が悪化したことによる給料の遅配など背景にあったとみられる。当時はまじめな仕事ぶりで勤務先からの信頼は厚く、同僚らは「あんなおとなしい人が…」と今も信じられないという

 高見容疑者は広島県三原市の工業高校を卒業後、地元の運送会社でトラック運転手などを経験。

 福岡県などに住んだ後、大阪に転居し、約2年半前からは此花区内の石油製品販売会社でタンクローリーの運転手として勤務していた。

 同僚によると、ガソリンなどの運搬が主な業務で、夜遅くや休日に急に仕事を頼まれても嫌な顔をせずに引き受けていた

 周囲にプライベートなことはあまり話さなかったが、離婚した妻と2人の子供がいると打ち明けていたという。

 しかし、昨夏ごろには、原油高などの影響もあって勤務先の経営が悪化。

 運転手の仕事も多いときの1割程度に激減し、出勤しても会社で待機することが多くなった

 会社の資金繰りの悪化から給料の遅配などもあり、高見容疑者は自ら退職を申し出たという

  昨年7月、勤務していた此花区内の石油製品販売会社が、不況のあおりで資金繰りが悪化、給料の支給が遅延する事態に陥った。

 高見容疑者に支払われた給料は半分だけ。しかし苦境に立つ会社から、運転資金として約30万円を貸してくれと頼まれると、「わかりました」と言って断らなかった

 30万円はすぐに返してもらったが、給料の未払いはそのまま。そんな会社に見切りを付けて9月に退職した。

 「まだ40万円ほどもうてないんよ。もうあきらめようかと思っているんやけど」。そう打ち明けられた同世代の元同僚は「社長にちゃんと言ったほうがええで」と忠告した。「そうなんだけどねえ」とうなずくだけの高見容疑者。元同僚は「何てのんびりした人だ」といらだちすら感じた。

 言うべきことを言えず、遠回しにしか相手に伝えられない。高見容疑者は給与の未払いを会社ではなく、労働基準監督署に相談した。労基署から指摘を受けた社長が「すまんなあ、ちゃんと払うから」と謝ると、「いつでもいいですよ」と怒ることもなく答えた

   ■ □ ■

 その後、此花区でやっと見つけた食品の配送の仕事も3カ月働いただけで4月末に退職した。

「10トントラックに乗る条件だったが、4トンしか乗せてもらえない」との理由だった

 10代のころから車が好きで、広島市内の中学校時代の同級生たちと数え切れないぐらいドライブをして遊んだ。

 自然、タンクローリーやトラックの運転の仕事に就いた。福岡や鹿児島などの会社を転々としても運転手の職種だけは変えなかった。

 事件の1カ月前、それまで一度も連絡がなかった高見容疑者から別の元同僚の携帯電話が突然鳴った。

 「風俗店の呼び込みでもしようかな」。

 運転手の仕事をあきらめた高見容疑者の声に力はなかった

   ■ □ ■

 生活はぎりぎりだった。事件の4日前には、趣味のゲームソフト11本を2万4千円で中古ソフト店で売った。

 九州時代に唯一楽しみにしていた釣り道具も8万円で処分した。

 まるで過去の自分と決別するかのようだった。

 「人を殺したい」と思うようになったのはこのころだ。

 5日午後、犯行後に一度帰宅してシャワーを浴びた。

 身ぎれいにし、着替えは持たずに部屋を出た。

 そのまま電車で中国地方へ向かい、翌日山口県警に出頭した。

 「九州ではね、よくお酒のみながら釣りをしたりね。気持ちいいし楽しかったんよ」。

 西へ西へと向かったのは、気ままに暮らしていた九州や、生まれ育った広島のことが脳裏に浮かんだからなのか。

 300万円ほどの借金で自暴自棄になったのは、誰よりも早く出社し、事務所も率先して掃除するきちょうめんさが、自己破産という選択肢を許さなかったからなのか。

 此花区の石油製品販売会社に高見容疑者を紹介した元同僚(45)は「おれも責任があるのかと、寝ていても事件のことを考えて目が覚める。

 一度でも電話してくれたら、『苦労しとんのは、お前だけちゃうから辛抱せいよ』と励ましたるのに」と涙を流しながらこう続けた。

 「もし裁判に呼ばれて証言台に立ったら、遺族を前にして『高見さんはいい人でした』なんて言われへん」

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